歴史ある建物に思いをはせる

世界遺産に登録された沖縄のグスク

日本本土とは異なる歴史を歩んできた沖縄には、グスクと呼ばれる沖縄特有の城が建てられていました。中でも首里城跡を始めとした5か所のグスクは「琉球王国のグスク及び関連遺産群」として世界遺産にも登録されています。首里城は、琉球王国の国王の居城として整備された城であり、政治や文化の中心地でもあった歴史を持つ建造物です。日本や中国の建築文化の影響を見ることができ、鮮やかな朱色や豪華な装飾からは琉球王国の繁栄が感じられます。今帰仁城跡は世界遺産に登録されたグスクの一つであり、琉球王国が成立する前の三山時代に北山王の居城となっていました。野面積みと呼ばれる古い手法で積み上げられた石垣は、1.5kmにもわたります。石垣と共に海を臨むことができる絶景スポットとしても人気です。

沖縄の歴史を感じられる史跡

中村家住宅は18世紀中ごろに建築された、シーサーを乗せた赤瓦の屋根などの古い沖縄の建築様式を残している建物です。母屋と共に高倉、豚舎が備わっている農家屋敷であり、これらの建物がそのまま残っている貴重な遺構でもあることから国の重要文化財にも指定されています。施設内では焼物や生活品などの当時の人々の暮らしに触れられる品物が展示されています。風情もあり、ゆっくりとくつろげるスポットです。また、首里城公園北側にある円鑑池に架かっている天女橋は、1502年に造られた石造アーチ橋です。戦前の沖縄では多数のアーチ橋が造られていましたが、戦争によって多くのものが失われてしまいました。中国南部でよく見られる駝背橋というラクダの背のような形をしている特徴があります。首里城観光の際には一緒に訪れてみると良いでしょう。